先祖代々8代に渡って、アメリカ合衆国のニューメキシコ州チマヨで、昔ながらの製法でこつこつと作り続けられている、手織りのチマヨブランケットです。
このブランケットの作者は、オルテガ社の創業家6代目当主（現社長ロバート・オルテガ氏の父）の故デービッド・オルテガ（David Ortega 1917-2004）氏です。
経験豊富で素晴らしいデザインセンスの持ち主だった我が師匠の魅力を、存分にお楽しみ頂ける大作・逸品です。
この作品のような大きいサイズ（セミダブルベッドサイズ）になると、センターデザイン、サイドデザイン、ワイドバンド等の各パートを織るスペースが広くなります。伝統的なチマヨブランケット本来のダイナミックで凝ったデザイン、カラーリングを織ることが出来る為、長年培った経験と腕前が大いに発揮されています。
ビンテージ感覚が溢れ、シンプルでありながら独特の雰囲気と力強さを感じさせる逸品に仕上がっています。インテリア・コーディネイトの応用範囲も広いと思います。
作者 デービッド・オルテガ氏（DAVID ORTEGA）の略歴
- 1917年6月26日生まれ
- 父はニカシオ（Nicacio）、母はバージニア（Virginia）で、4男1女の4男
- 第二次大戦の従軍から帰還後、本格的に家業に加わる
- 父親譲りの経営才覚を発揮し、事業を順調に発展させる
- 手織り職人の育成・雇用によって、地域経済の安定化にも貢献する
- 1964年に父ニカシオが、1972年に共同経営者である兄ホセ＝ラモンが他界した後、1970年代半ばに息子のアンドリュー（Andrew 3男）とロバート（Robert 4男 現社長）を経営に加える
- 2004年7月4日（独立記念日）に87歳で他界
- ベースカラー ： スカーレットレッド（明るい鮮やかな赤）
- デザインカラー ： ホワイト、ヘザーグレー（霜降りグレー）、チャコールグレー、ブラック、ターコイズブルー
- 本体の寸法 ： 縦 2060 x 横 1320 mm（白い縦糸フリンジ部分は除く）
- 素材 ： 縦糸・横糸ともにウール100%を使用しています
- 独特の風合いを長くお楽しみいただく為に、ドライクリーニングをお勧めします
- この作品はハンドメイドの為、現在庫は１点のみです。
- ご覧になる画面の特性によっては、商品の色合いが若干異なって見える場合もございます。どうぞご了承下さい。
チマヨブランケット、或いはそれを素材としたオルテガ社製のベスト、ジャケット、バッグ類は、先祖代々8代に渡って継承されている手織り、ハンドメイドの伝統工芸品です。
オートメーション化された近代的な機械生産・大量生産方式では、チマヨブランケット独特の風合いを生み出すことは出来せません。ですから、その独特の風合いを守り続ける為に、敢えて昔ながらの手織りに今もこだわり続けています。
しかし、１枚のチマヨブランケットを織り上げるには、伝統的な技法のみならず、職人さんの相当な根気、デザインやカラーリングのセンスも要求されます。誰にでも簡単に出来るという仕事ではありません。
また、チマヨブランケット生産は、伝統的な織り機や道具を作る木工技術なども含めた、ニューメキシコ州の伝統文化の結晶でもあります。彼等は先祖に対する感謝と誇りをもって、親から子へ、子から孫へと、現在も細々ではありますが受け継いでいるのです。
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