主に1950~60年代製のビンテージで見られるグラニーバッグは、現在どこのチマヨブランケット業者からも生産されておりません。そこで、当時のガンズクラフト Ganscraft(TR)製デッドストック・チマヨブランケットを使って、当店でグラニーバッグを作りました。
当時のビンテージをサンプルにして、寸法・製作方法を忠実に再現しました。※ウッドハンドルのパーツは、当時と同じ単板・5mm厚・無塗装の物が手に入らない為、日本製の現行品(9mm厚・5枚ラミネート・ラッカー塗装)を使用しています。
- 本体サイズ(ウッドハンドル部分を除く) : およそ 300 x 320 mm
- 本体の素材 : 表地 / 手織りウール100%、 裏地 / ポリエステル・サテン
- ウッドハンドルのパーツ : 厚さ 約9mm / 5枚ラミネート / 日本製
- ベースカラー : スカーレットレッド((明るい鮮やかな赤)
- デザインカラー : ホワイト、ヘザーグレー(霜降りグレー)、チャコールグレー、ブラック、ターコイズブルー、ロイヤルブルー
- この作品は、ガンズクラフト製のデッドストック 手織り専用ファブリックを素材として使用し、新潟県上越市の自店で縫製したものです。
- 手織りブランケットを素材としているハンドメイド作品の為、現在庫は1点のみです。どうぞご了承下さい。
- 洗濯方法 : ドライクリーニング
- ご覧になる画面の特性によっては、商品の色合いや明るさが若干異なって見える場合もございます。どうぞご了承下さい。
1950年代の物と思われるカタログの一部です。
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【 Ganscraftとは・・・ 】
元々はイリノイ州シカゴ出身の法律家だったジュリウス・ガンズ(Julius Gans)が、ニューメキシコ州旅行後に、コレクターから実業家に転身。更に1915年、観光客の増加を背景に、Julius Gans’ Southwestern Arts and Crafts社をサンタフェのプラザ南側にオープンしました。
「ガンズクラフト(Ganscraft)」「サウスウェスト・アーツ・アンド・クラフト(SOUTHWEST ATRS & CRAFTS)」は、同社のブランド名です。
彼等は小売りのみならず、卸売り事業・OEM生産にも積極的で、国立公園内やルート66沿いの多くの土産物店が彼等の主な顧客でした。1962年、事業は売却され、現在は残念ながら店舗も会社も現存しておりません。
当店では、幸運にもサンタフェ在住のコレクターから、1920年代~廃業直前の60年代初頭までに織られたチマヨ・ブランケットの完全デッドストックを手に入れる事に成功しました。
全品、マスターウィーヴァー(master weaver)だったマニュエル・ミューラー(Manual Muller)の手織り作品です。彼は、ウィンドーウィーヴァー(window weaver, 店頭のガラス越しに実演する手織り職人)としても、当時とても有名な人物でした。
当時は現在に比べ時給単価の意識が低かった為、現在一般的に生産・販売されているチマヨ・ブランケットよりも、じっくりと時間をかけて凝ったデザインが織られていました。半世紀以上前に織られたマスターピースをお楽しみ下さい。